当院のご案内

ごあいさつ

芽室町は、北海道の東南、広大な十勝平野の中央部にあって、秀麗な日高山脈を背景に大自然のふところに抱かれたところです。
人口は約19,384人(2010/6/30)、面積513.91平方キロメートルを有し、基幹産業である農業は、気候や地理条件などに恵まれ、代表的作物の豆類、ビート、馬鈴薯、小麦などの畑作物は、道内有数の生産量を誇っています。
また近年は当地域の行政経済と、交通の中心である帯広市に隣接する立地条件を生かし、工業団地を造成して企業の誘致を図り成果をあげております。
当病院は、昭和15年に村立診療所として発足し、一時日本赤十字社に移管されましたが、昭和29年再び芽室町に移管となり、以来町の発展と地域の医療需要に対応して、診療科の増設と増床を重ね今日に至りました。現在の診療圏は、利用患者の状況などから見て、当町の全地域と、帯広市西帯広地区、清水町、新得町、鹿追町など隣接市町の一部を含め、圏域人口はおおよそ87,731人と考えております。
一方、町内における医療施設の状況を見ると病院は当院のみで、診療所は3施設であります。
町民の医療施設の利用を見ると、入院で約52%、外来で約57%が町内の医療機関を利用し、当院については、入院約48%、外来約32%という状況であります。また町の中心部から隣接する帯広市の中心部までの距離が約13キロと、帯広市内の医療施設の利用が容易であることから、その利用者は入院で約37%、外来で約38%という状況であります。
このような状況の中で、当病院は町内唯一の病院として住民のための一次医療、二次医療の大半を担当する他、加えて町の実施する高齢者福祉対策や保健予防活動での役割が益々高まるなど、今や住民にとって不可欠な施設となっています。
当院の改築計画は、昭和51年と55年の2度にわたり、施設整備基本構想を築堤して検討しましたが実現には至らず、その後施設の老朽化が急速に進むとともに狭隘を極め、医療機器の導入もままならない状況となったため、平成元年度、平成2年度の2カ年で全面改築を行い、以後平成12年度から平成13年度にかけて増改築いたしました。

当院の基本理念とそのための日々の行動指針

現在、地域医療は国の財政危機、少子高齢化の影響を受け、医は算術の様相を呈してきました。総務省は2007年12月、本来は利潤を追求することを目的としない公的な医療機関に対して「公立病院改革ガイドライン」という通達により「経営効率化」を求めてきました。いつしか「医の心」は忘れ去られたかのようです。しかし、このような時代背景がある今こそ「医の原点」に帰る必要があるのではないでしょうか。古来、日本では「医は仁術なり、仁愛の心を本とし、人を救うをもって志しとすべし、我が身の利養を志しとすべからず」(貝原益軒「養生訓」より)と言われて、医療人の心に染みついていました。また、医聖ヒポクラテスは「医者がお金のことを少しでも考えるようになったなら、即刻医師をやめるべきである」と常々弟子達に語っていたそうです。財政危機の社会では、益々貧富の差は激しくなってくるでしょう。このようなときこそ思いやりの心が欠かせないと思います。当院では医療人の初心忘るべからずと言うことで、自己犠牲の精神である「忘己利他(もうこりた)」を基本理念に掲げ、真実·正義·平安·愛·調和を日々の行動指針とすることを誓います。
真実・・・真実を語り、信頼される医療を施します
正義・・・切磋琢磨を怠らず、誠意を込めて自分の役割を果たします
平安・・・多忙な中にあっても、心はいつも穏やかでいます
愛  ・・・笑顔、優しい眼差し、思いやりある言葉で接します
調和・・・職員同士が助け合い、和をもって治療にあたります

そして、次の4つを基本目標として、この地域の保健·医療·福祉の中核を担う責任を果します。つまり、①患者さんの喜ぶ病院、②職員の喜ぶ病院、③質の高い医療の3つに加えて、国保直診の理念である④全人的医療です。

当院には多くの利点があります。150床という小回りのきく病院であること、帯広市と10分の距離であり優秀な人材が集まりやすいこと、同様に後方病院が充実しており安心して医療に従事できること、自然が豊かで良好な癒しの環境があること、教育環境が良いこと、食べ物が美味しいこと、事務や議会、町長など行政担当者の理解があり協力を得やすい等々です。今後は、これらの特性を生かし、公立芽室病院しか出来ないような医療を模索しつつ、さらに充実した地域医療が提供出来るよう、職員一同、力を合わせて努力していきたいと思います。

公立芽室病院 院長:小窪 正樹

当院の基本理念

看護科の理念と基本方針

私たちは地域の人々のために、知識と技術と思いやりを全ての行為に反映させ、心に寄り添う看護を提供します。

基本方針

  1. 患者さんの個別性を尊重し、共に歩む看護を実践します。
  2. チーム医療における看護師の役割を果たし、効率的な医療を提供します。
  3. やりがいと働きやすを実感できる職場環境をつくります。
  4. 看護の専門性を追求し、知識・技術を向上させます。

公立芽室病院 総看護師長:半澤 加代子