診療のご案内

下肢静脈瘤

足の静脈の血液を心臓方向に一方通行させる弁の機能が壊れ、血液が逆行することでできる。長時間の立ち仕事や高齢者、妊婦、身内に静脈瘤の人がいる場合などに多い。軽症を含めると成人女性の一割が持っているという。症状は足がだるい、むくむ、つる(こむら返り)など。悪化すると湿疹や潰瘍になる場合もある。

症例1

術前

術前

術後

術後

症例2

術前

術前

術後

術後

症例3

術前

術前

術後

術後


当院における下肢静脈瘤治療の変遷

【静脈瘤治療の基本的考え】

  • 外来通院治療が原則
  • 再発しにくい
  • 合併症が少ない
  • 美容上満足する

累積症例数

0肢 1994. 4 φ8mm以上の伏在型下肢静脈瘤に対して→高位結紮+硬化療法
70肢 1994.10 伏在静脈に逆流のある例は全例(φ8mm以下の場合にも)→高位結紮+硬化療法
630肢 1995. 6 硬化療法による疼痛、色素沈着を軽減する目的で→高位結紮+瘤切除(1ヶ所)+硬化療法
1020肢 1996. 3 鬱滞性皮膚炎等の重篤例にも適応を拡大→高位結紮+瘤切除(2ヶ所以上)+硬化療法
1570肢 1997. 9 高位結紮からストリッピングへと治療方針の変更→日帰りストリッピング+硬化療法
1790肢 1998. 9 硬化療法をやめて瘤切除に方針変更→日帰りストリッピング+瘤切除
6437肢 2012.11 硬化療法±高位結紮 =1244例1874肢
日帰りストリッピング =3401例4563肢
下肢静脈瘤合計   =4645例6437肢
2012.11より瘤切除に替えて、ピンク針を用いたStab Avulison法(SA)を採用。SAにより創は皮膚切開を加えていないかのように綺麗になった。
7040肢 2014. 8 レーザー治療を開始。レーザー焼灼による疼痛や出血を大幅に改良した波長1470nmの新型レーザー治療器の保険収載(2014.5)に合わせ、最新式ELVeS®レーザー(インテグラル社製)を導入し血管内焼灼術開始。
7395肢 2015.11 2015.11再発抑制に寄与すると考えられる「Avulsion Techniqueによる高位結紮術」を本邦で初めて開発し、臨床応用を開始。術後合併症もなく、再発も抑制された。この手技により、日帰りストリッピング手術は最も根治性が高く、簡便で安全であり、また美容的にもレーザー治療に匹敵する方法として確立されたと考えている。
7965肢 2018. 1 現在に至る

上記治療の変遷は、最小の外科的侵襲で最大の治療効果と最高の患者満足度を得ようと努力してきた結果である。