尋常性疣贅とはヒトパピローマウイルスの感染によって手や足にできるイボのことです。従来は液体窒素をつけた綿棒をイボにあてて治療していましたが、当科では液体窒素をスプレーで圧力をかけて噴霧する器具(CryoPro:写真1)を導入しました。イボに対して液体窒素を噴霧して治療してゆきます(動画1)。1か所に対して1週間に1回、数秒の噴霧で終了します。1回の治療で改善することはなく、数回にわたって噴霧する必要があります(写真2から8)。長い場合は数か月かかることもあります。
従来の治療法に対して痛みが少なく、治療時間も短く効果的です。しかし症例によっては痛みを感じたり、治療後に出血や水疱が生じることがあります。
通常の午前外来以外にも毎週金曜日の16時30分から外科外来で治療をおこなっています。金曜日は夕方に治療していますので子どもさんも学校が終わってから受診可能です。金曜夕方は通常外来が終了してから治療をおこなっていますので待ち時間は僅かです。お気軽に受診ください。
※ミズイボは対象としておりません。